給料が少ない
給料に関する悩みは多い
自分が働いている会社に満足している人であれば、転職をしようなどとは考えないでしょう。つまり、転職を考えるということは、満足できない現状が何かしらあるということです。転職理由となる部分は人によって違いますが、全体的に見て最も多いのが給料のことです。しかし、給料のことに関しては最初に条件を理解し、納得した上で入社しているはずです。それでも給料のことが転職のきっかけとなってしまうのはなぜでしょうか。
「上がらない」ことが不満に
当初提示される給料に不満があれば、その企業に入社しなければいいだけなのですが、多くの人は昇給への期待をそこに盛り込んでいるので、最初給料がそれほど多くなくてもあまり気にならないのではないでしょうか。しかし、勤務年数が多くなってくればくるほど、仕事の内容も出せる結果も当然変わってきます。新入社員当時の頃からすると見違えるように仕事ができるようになっています。それでも入ってくる給料の額が最初の頃とあまり変わらなかったらどうでしょうか。どれだけ頑張っていても自分の労働の価値はまだ何もできなかった新入社員の頃とそれほど変わらないのかと気落ちしてしまうかもしれません。
給料が上がらないのはなぜか
給料を支払う側と受け取る側の感覚にはズレがあるということはよくあることです。仕事に対していつも前向きに頑張っている人は、自己評価も高く自分に自信を持っているかもしれません。実際にしっかりとその成果が出ているにもかかわらず、思ったほどに経営陣が評価してくれないということもあります。しかし、実は自分自身を過大評価してしまっていただけということもあります。経営陣の立場になってみれば、頑張っているのはわかっていても、どんどん給料を上げるというわけにはいかない事情もあります。企業内に明確な規定や評価の仕組みが整っていれば、社員は何を目指して頑張れば自分の給料が上がっていくのかがわかりますが、そこが曖昧なままずっと同じような給料が続くと、将来のことを考えてもっと給料が上がっていく会社への転職を考えるようになってしまうのです。
賃金規定があると目標を立てやすい
例えば、月30万円の給料を目指したいと自分で思っていても、賃金規定がそもそもないとなると、どこまで頑張って働けばそこまで届くのかが全くわかりませんが、賃金規定がきちんと整備されていれば、昇給のステップがはっきりわかるので、次にクリアすべき目標は何かを理解し、そこに向かって努力することができます。そうであれば、将来さらに給料が上がるという希望を持って仕事に励むことができるようになるでしょう。