上司との付き合い方を変えてみる
残念な上司との付き合い方を考える
部下が上司を選ぶことはできません。会社員である以上、上司についていくしかないのが現実です。上司も人間なので、もちろん完璧ではありません。また、上司にも上司がいて、見えないところで厳しいことを日々言われながら頑張っているかもしれません。そのため、いつも同じ態度で部下に接することができるとは限らないでしょう。しかし、それらのことを差し引いたとしても、どうしても好きになれないひどい上司が存在していることもまた事実です。上司との人間関係が悪いと仕事がとてもしづらくなってしまうので、それが転職理由となってしまうケースは少なくありませんが、可能であれば、上司との付き合い方を変えることによって転職を回避し、その職場に留まる方向で頑張ってみるという方法で解決できる場合もあります。
パワハラ上司に良くある特徴
とても残念なことですが、上司によっては気分で仕事をするという人もいます。パワハラ上司と言われる人の中には、周囲の中で1人ターゲットを決め、自ら巧妙な意地悪を仕掛けるというやり方をする人もいるほどです。そのような人は、仕事優先ではなく、自分にとってプラスになるかマイナスになるかで物事を判断し、自分の立場を脅かすと感じている相手を潰そうとしたり、わざわざ面倒なことを起こしたりする厄介な存在であることも珍しくありません。では、そのような上司の下で働くことになったらどうすればいいでしょうか。
とにかく記録を取り、証拠を残す
上司から何か言われたりされたりしたことは、残せる限り証拠を残しましょう。そして、メモ書きでいいので日時と共にしっかり記録を残しておきましょう。もちろん上司本人に気づかれないようにするのは鉄則です。そうして書くことでストレス発散にもなりますし、場合によってはそれを証拠に会社に訴えることもできるでしょう。同僚に理解し合える仲間がいれば、その人に話を聞いてもらったりするのも有効ですが、人選は慎重に行いましょう。
反応は最小限かつビジネスライクに
どんな結果が出ようとも、最終的には指示を出した上司の責任です。無理難題を押し付け、指示をコロコロ変えて部下を振り回して結局最後に困るのは上司です。理不尽な指示や指摘があったとしても、右から左に聞き流し、やるべきことをしっかり行うようにしましょう。反論したり、わかってもらおうとしたりするだけ時間と労力の無駄なので、ビジネスライクにやり過ごしてみましょう。パワハラをしてしまうような上司はとても未熟な面があるので、一般的な理屈が通用しないことが多いものです。そんな上司の相手をする際は、自分が一歩大人になって、真剣に受け止めないようにするのが安全です。